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アツモリソウ040621礼文島
ラン科アツモリソウ属
山地の草原に生える30~50cmの多年草
葉は広楕円形で互生
茎の先に3~5cmの淡紅色の花を下向きにつける
唇弁は袋状で大きい
5~7月
中部以北 -
レブンアツモリソウ040621礼文島
ラン科アツモリソウ属
礼文島の特産種 やや湿った草地に生える
全体が小型で花は淡黄色 側花弁は広卵円形で先が鋭く尖り袋状の唇弁を抱きかかえる
6月
礼文島 -
キバナノアツモリソウ040614櫛形山
ラン科アツモリソウ属
深山の落葉樹林や草原に生える多年草
全体に毛があり10~30cm
葉は広楕円形で互生するが対生状に見える
茎の先に緑黄褐色の花を横向きに1個つける
6~7月
中部以北 -
ハクサンチドリ150731八方尾根
ラン科ハクサンチドリ属
高山の草地に生える多年草 10~40cm
葉は3~6枚、5~15cmの倒披針形で基部は鞘となって茎を抱く
花は紅紫色で茎の先端に多数が総状につく
萼片と側花弁は先が細く尖る 唇弁は楔形で先端は3裂し鋭く尖る
6~8月
中部以北 -
オノエラン990530野反湖
ラン科ハクサンチドリ属
高山の草地に生える多年草(日本特産種)
10~15cm
根元に広楕円形で4~6cmの葉が2枚
茎の先に短い総状の花序をつけ2~6個の白花がつく 唇弁は楔形、基部にw字状の黄斑
7~8月
本州 -
トンボソウ120725駒止湿原
ラン科トンボソウ属
山地の林下に生える多年草 15~35cm
葉は下部に集まり狭長楕円形か広披針形で8~13cm
茎の先端に緑色の小さな花を総状につける
唇弁は舌状で4ミリ、基部の両側が耳状に張り出しT字型になる 距は5~6ミリで下に垂れる
7~8月
日本全土 -
タカネトンボ960802鳥海山
ラン科ツレサギソウ属
高山帯の草地に生え8~20cm
根元に2枚の葉を対生(光沢あり)
3~4ミリの淡緑色の花を10~15個密につける
7~8月
中部以北 -
テガタチドリ140715池の平
ラン科テガタチドリ属
深山から高山の草地に生える多年草 20~60cm 地中の多肉根が手形状
葉は互生し広線形
茎の先に穂状花序を出し淡赤紫色の花が密集して咲く 唇弁は3中裂、距は細長く下に垂れ子房より長い
7~8月
中部以北 -
ノビネチドリ990612バラキ
ラン科テガタチドリ属
山地から高山帯の樹林下に生える多年草
20~60cm
葉は楕円形で4~7枚が互生
茎の先に穂状花序を出し淡紅紫色の花が密集して咲く
唇弁の先は3裂し中裂片は側裂片より短い
5~7月
日本全土 -
アオチドリ040614櫛形山
ラン科アオチドリ属
山地や高山の湿地に生える多年草 10~30cm
葉は長楕円形で光沢があり互生
茎の先に穂状花序を出し淡緑色に汚紫色のぼかしのある花を多数開く
苞葉は花より長い 唇弁は紅紫緑色で先は3裂
5~7月
中部以北&四国 -
トキソウ050617親海湿原
ラン科トキソウ属
日当たりの良い湿原に生える多年草
茎は直立し10~30cm
葉は1枚、披針形または長楕円形
茎の先に紅紫色の花を1個開く 唇弁は3中裂
中裂片は大きい 距はない
5~7月
日本全土 -
ホソバノキソチドリ010721栂池
ラン科ツレサギソウ属
深山の草原に生える多年草 20~40cm
葉は下部の1枚が大きく狭い長楕円形で3~7cm
茎の先に黄緑色の小さな花が多数
唇弁は長さ5~6ミリ 花は乾くと黒くなる
距は前方に曲がる
7~8月
中部以北&四国(剣山) -
エゾチドリ040621礼文島
ラン科ツレサギソウ属
日当たりがよく湿り気のある草原に生える多年草
20~50cm
葉は10~18cmで長楕円形
2枚の根生葉が向き合って立つことからフタバツレサギソウとも呼ばれる
穂状花序 幾分緑色を帯びた白色の小花をつける
6~7月
北海道 -
タカネサギソウ030803栂池
ラン科ツレサギソウ属
高山の湿った草地などに生える多年草 10~15cm
葉は互生、下の葉は大型で3~4cmの長楕円形
基部は茎を抱く 上の葉は披針形の鱗片葉
淡黄緑色の花を穂状に5~10個つける
披針形の苞は花より長く目立つ 唇弁は舌状で8ミリ、距は10~14ミリ
7~8月
中部以北 -
ミズチドリ050615バラキ
ラン科ツレサギソウ属
山地や低地の湿地に生える50~90cmの多年草
葉は下部の数枚が大きく10~20cm線状披針形
上部の葉は次第に細く小さくなる
茎の先に多数の白花を穂状につけ芳香
唇弁は舌状6~8ミリ 距は1~1.2cmで垂れ下がる
6~7月
日本全土 -
カキラン120725駒止湿原
ラン科カキラン属
日当たりの良い湿地に生える多年草 30~70cm
葉は5~10枚が茎の中ほどより上のほうに互生し次第に小さくなって上部は苞葉に変わる 卵形~卵状披針形
花は橙黄色で総状に10個ほど 萼片は長卵形で先は尖る
側花弁は卵形、唇弁は内側に紅紫色の斑紋
6~8月
日本全土 -
オニノヤガラ110715秋山郷
ラン科オニノヤガラ属
無葉で黄褐色の腐生蘭 ナラタケと共生する
40~100cm
先端に1cmほどで壺状の花を穂状に20~50個
6~7月
日本全土 -
キンラン040511高尾山
ラン科キンラン属
山地や丘陵の林下に生える多年草 30~50cm
葉は長楕円状披針形で互生
茎の先に黄色の花を10個ほどつける
花は1.5cmで平開しない 萼片は卵状長楕円形で1.4~1.7cm 側花弁は萼片より短い 唇弁は3裂し、隆条線が5~7個
4~6月
本州~九州 -
ササバギンラン110616バラギ
ラン科キンラン属
山地や丘陵の林に生える多年草 30~50cm
葉は卵状披針形で6~8枚が互生
葉の表面と縁、花序に白色の短毛状突起がある
花はギンランより大きく1.3cm 中裂片は心形で先が急に尖る
5~6月
日本全土 -
ネジバナ020707嵐山
ラン科ネジバナ属
日当たりの良い芝生、田の畔、堤などに生える多年草 15~40cm
根生葉は5~20cm、広線形で数枚付く
葉の間から10~30cmの花茎を出し桃色の小花が多数咲く
花茎は淡緑色で上部がねじれ毛がある
花は鐘形で横向き、平開しない
萼片と側花弁は卵状披針形、唇弁は白色の倒卵形
4~9月
日本全土 -
ヒメムヨウラン040614櫛形山
ラン科サカネラン属
深山の林下に生える腐生植物 葉緑素がなく淡褐色
茎は10~20cm、鞘状で2~3cmの葉が数枚
淡褐色の花が茎の先に総状につく
萼片、側花弁とも約3ミリで先が尖る
6~8月
中部以北 -
コウトウシラン040420大富林道
ラン科コウトウシラン属
熱帯アジアの蘭で日本ではこの1種が南西諸島に生育
葉は細長く縦に多数の折り目を持つ
萼片と側花弁は平らに開く 芯弁は深く三つに裂け側裂片は上向きに曲がる 中央裂片は基部が細くその先が二つに裂けたようになる
八重山諸島 -
クモキリソウ030802湯ノ丸
ラン科クモキリソウ属
山地や低地の林下に生える多年草 10~20cm葉は2枚相対して付き5~12cm卵状楕円形 縁が縮れる
花茎は直立し稜がある
茎の先端に5~15個の淡緑色(ときに淡紫褐色)の約1cmの花を総状につける
萼片は狭長楕円形、側花弁は狭い線形 唇弁は5~6ミリで下に反り返る
6~8月
日本全土 -
サワラン970621高清水高原
ラン科サワラン属
山中の湿原に生える多年草 15~30cm
葉は5~13cm広線形で1枚
花は紅紫色で横向きにつく
萼片と側花弁は2~2.5cmの倒披針形
唇弁は倒卵状楕円形で先は浅く3裂
7月
中部以北 -
エビネ990429石神井
ラン科エビネ属
山地の林内などに生える多年草
葉は披針状長楕円形で15~25cm
葉の間から30~40cmの花茎を出し、8~15個の花をつける
萼片は紫褐色、側花弁と唇弁は白色または淡紫色
4~5月
日本全土 -
キエビネ990429石神井
ラン科エビネ属
暖地の樹林下に生える多年草
全体がエビネより大型で花の色は黄色
エビネは唇弁の中裂片が2裂するがキエビネは2裂しない
4~5月
本州~九州 -
コケイラン140613バラギ
ラン科コケイラン属
山地の湿った林内に生える多年草
葉(20~30cm披針形)は普通2枚付きその脇から30~40cmの花茎を立てる
先端に褐色を帯びた黄色の花を総状に多数つける
萼片と側花弁は線状倒披針形で8~10ミリ 唇弁は基部近くで3裂し中裂片は卵形で基部に縦の隆起線
5~7月
日本全土 -
サイハイラン110609野山北公園
ラン科サイハイラン属
山地の木陰に生える多年草
葉は狭長楕円形で15~35cmで通常1枚
30~40cmの花茎を出し淡紫褐色の花を10~20個、一方に片寄って下向きにつける
5~6月
日本全土 -
シュンラン050416弥彦山麓
ラン科シュンラン属
落葉樹林内などに生える多年草
葉は線形で縁に鋸歯がある
10~25cmの花茎の先に淡横緑色の花を1個つける
3~4月
九州~本州、奥尻島